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動物園から美術館へ

寒いですがいい天気。

京都岡崎の動物園へ。トラやライオン、ゴリラやチンパンジー、キリンにカバにシマウマ。
特にここ岡崎のトラは見ていて飽きません。ライオンとは違ってなかなかサービス精神旺盛です。
(…なのか?本人はただヒマでうろうろしているだけかもしれない)

けど世界中のいろんな種類の動物を眺めているだけで、ぼーっとできるというか、
キリンってへんな柄…。キリンってへんな首…。キリンって角生えてるやん…(キリンのことばっかり) 普段とはぜんぜんちがう頭になって、なんだか癒されました。


動物園からの帰り、となりの京都国立近代美術館で志村ふくみさんの展覧会が開催されているのをたまたま知って観にいきました。
染織家の志村ふくみさんの作品は一度だけ着物の展覧会で目にしたことがあって、その作品に感動してエッセイも一冊買って読んだことがありました。

今回の『母衣(ぼろ)への回帰』という展覧会は、初期の作品から最新作までがまとめられていて、志村ふくみさんの作品の表現する「色」がシンプルに、ダイレクトに伝わってくる場でした。

昨年から今年にかけて作られた、通路の両側に一色ずつカラフルにずらっと並べられた着物、紡いだ糸を虹のスペクトル図のアート作品のように配置した装置は、鳥肌がたつくらい美しかった。その仕事を通じて何をしようとされているのかが、伝わってくるようでした。

宇宙の光を、地球上で形として紡ぐということ。昭和34年に初めて完成させた作品『秋霞』の横に添えてあった『貧しくとも、未経験でも、何かそれを陵駕するものがその人にのりうつったら人は仕事をする』はっとする一文でした。


キリンを『へんな柄やなぁ』と眺めて癒された気持ちと、この気持ち。どこか似ているようで、どこが似ているのか…。そんなことを考えながら帰ってきました。
3月21日までの開催期間中に、また動物園と美術館を往復して考えを深めたいと思います。


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ギタリストの田中彬博、及びアッキー。

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